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公開講演:韓国文化において「白」が表象するのものとは何か。―サルプリ・チュムを事例に―

2022年11月7日更新

【講演】

ポスター
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韓国文化において「白」はどのような意味を持ち 韓国人の生活に根付き伝承されてきたか。白い チマ・チョゴリを着用して手には白い布(スゴン)を持ち、人間の喜怒哀楽を表現する、韓国伝統舞踊≪サルプリ・チュム≫の演目を取り上げ 「白」が表象する韓国独特の文化を学ぶ機会にしましょう。

本講演は、「舞踊における色・音・香」の授業の一環として行います。
通常の教室ですが、可能な範囲で実演も行っていただきます。

*COVID-19 対策のため、参加者は全員マスクを着用します。
参加希望の方は事前にメールにて中村(nakamura.minako@ocha.ac.jp )までご連絡ください。

公開講演:「韓国文化において「白」が表象するのものとは何か。 」―サルプリ・チュムを事例に―
開催日時 2022年11月21日(月)10:40~12:10
会場 お茶の水女子大学 本館 306教室
※東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩7分
交通アクセスはこちら
聴講料 無料(要事前申し込み)
申込方法 事前にメールにて中村( nakamura.minako@ocha.ac.jp )までご連絡ください。

【ワークショツプ】

座ったままで布を持って行う基本動作を体験しましょう。
★ハンカチを用意してください。

『白が表象するもの』で紹介するサルプリ・チュムという 舞踊は朝鮮半島に古くからあり、即興性が強く、踊る者の 感性や個性により様々な様相を見せる。
なお、現在のサルプリ・チュムは大きく3つの流派に分類される。

ワークショップ

  1. 李(イ)梅芳(メバン)(1927‐2015)流、
    パンソリ、巫楽、農楽などのルーツを持ち、券番から伝承され 女性的技巧を表現するのに相応しい室内で行われ、内面的な 情緒を表現する繊細で妖艶な一種の座敷舞踊である。
  2. 韓(ハン)英淑(ヨンスク)(1920‐1989)流、
    韓(ハン)成俊(ソンジュン)の系統で、淡白で孤高な、 劇場舞台空間を意識した男性的舞踊である。 直線的な動作を中心とし、端麗で明るく貴族的な表現を特徴とする。
  3. 金(キム)淑子(スクジャ)(1927‐1991)流、
    村の安定と豊年を祈願する京畿道地域のシャーマニズムに 由来し、衣装はチマを腰に巻いて2メートル位の長さの白い 絹を用いるのが特徴である。舞踊動作には首を渦向く技を 見せるなど、腰を深く曲げるなどの、倡優たちによって 伝承された土俗的要素が強く表れる。

講師プロフィール

講師プロフィール

蔡美京 
Sai Mikyung(舞踊研究者・韓国舞踊講師)

お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了
明治大学アジア太平洋パフォーミング・アーツ研究所研究推進員
舞踊研究者・舞踊講師として活動中
共著:「映像で学ぶ舞踊学」大修館書店
科研費課題20k00238

今後の予定

  • 次回:
    2022 年12月12日(月)
    「即興ダンスにおける音楽とのインタラクション」
    沼田志歩さん (本学舞踊教育学コース卒) バイオリン:真野謡子さん
  • 最終回:
    2022 年12月19日(月)
    「(仮題)カンボジア舞踊における色・音・香ー祈りの装置としての舞踊」
    山中ひとみさん(本学哲学科卒)

お問い合わせ

お茶の水女子大学文教育学部芸術・表現行動学科舞踊教育学コース 准教授 中村美奈子
nakamura.minako@ocha.ac.jp

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