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2022年度お茶の水女子大学賞授賞式を開催しました

2023年2月21日更新

  2月14日(火曜日)、お茶の水女子大学賞各賞(湯浅年子賞、保井コノ賞、小泉郁子賞、辻村みちよ賞)の授賞式を、3年ぶりに対面で開催いたしました。
 湯浅年子賞は、優れた原子核の実験的研究を行い国際的に活躍した女性自然科学者湯浅年子博士を称えて設立され、自然科学の諸分野において顕著な業績を挙げた女性を顕彰する賞です。第10回湯浅年子賞(銀賞)は、飯沼裕美氏(茨城大学大学院理工学研究科准教授)の「ミュオン異常磁気能率・電気双極子能率の同時観測法の開発」に贈られました。
 保井コノ賞は、日本の生物科学の黎明期から革新的な研究を展開するとともに本学及びその前身校において数多くの女子学生を育て日本初の女性理学博士となった保井コノ博士を称えて設立され、生命化学とその関連領域科学の諸分野において顕著な業績を挙げた女性を顕彰する賞です。第7回保井コノ賞は、太田茜氏(甲南大学理工学部特任研究講師)の「動物の温度順化を司る神経・腸連関」に贈られました。
 小泉郁子賞は、本学卒業後アメリカに留学し『男女共学論』を著すなどの社会的活動を通じて女性の権利向上を広く訴えるとともに日中教育文化交流に尽力し戦後は桜美林学園の創設発展に貢献した小泉郁子博士を称えて設立され、人文社会科学の諸分野において顕著な業績を挙げた女性を顕彰する賞です。第7回小泉郁子賞は、伊藤絵理子氏の「『清六の戦争』を中心とするジャーナリスト活動」に贈られました。
 辻村みちよ賞は、本学卒業後数多くの女子学生を育て茶の成分について長年にわたって優れた研究を行い日本初の女性農学博士として活躍した辻村みちよ博士の功績を称えるため設立され、家政学・社会科学の諸分野において顕著な業績を挙げた女性を顕彰する賞です。第7回辻村みちよ賞は池田まさみ氏(十文字学園女子大学教育人文学部教授)の「子ども向け心理学教育の実践と開発」に贈られました。
 黒田チカ賞は、天然色素の構造について長年にわたって優れた研究を行い女性化学者として活躍した黒田チカ博士を称えて自然科学関係の女性研究者に対する顕彰のために化学科の前田候子元教授からのご寄附を基に設立された賞で、今年度は該当者がいませんでした。
 授賞式では、受賞者の方々や大学役員のみならず、各賞のゆかりの方、受賞者の関係者の方にもご列席いただきました。佐々木泰子学長から賞状と副賞のメダル・盾が授与され、祝辞が述べられました。また、各受賞者からも喜びの声、今後の研究に対する抱負などが述べられました。
 本学は今後もこれまでに築かれた歴史と伝統を基盤として、広い視野と豊かな感性をもち、未来を見据えて邁進する女性研究者の支援や顕彰に引き続き取り組んで参ります。

お茶の水女子大学賞授賞式
お茶の水女子大学賞授賞式
お茶の水女子大学賞授賞式

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»お茶の水女子大学賞
»保井コノ賞
»辻村みちよ賞
»小泉郁子賞
»黒田チカ賞
»湯浅年子賞

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