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2022年11月16日更新
大学院博士前期課程ライフサイエンス専攻食品栄養科学コース2年生の加藤歩さんが、2022年11月12日に開催された第32回日本メイラード学会年会において優秀ポスター賞を受賞しました。
日本メイラード学会は、糖とアミノ酸・タンパク質間の反応である、メイラード反応を研究している学会です。メイラード反応は生体内や食品中に普遍的に起こり、メイラード反応研究は、生体での反応を中心に考えれば生理・病理・医学系の、食品の貯蔵・加工・調理を中心に考えれば食品・農学系の領域になり、医学と農学の垣根を超えた学際領域になります。受賞題目と研究内容は、以下のとおりです。
「Perlolyrine生成に関わるβ-カルボリン誘導体の解析」
◯加藤 歩(お茶の水女子大学)、村田 容常(東京農業大学)、野田 響子(お茶の水女子大学)
この研究は、本学名誉教授の村田容常先生がビール中に見出した黄色色素perlolyrineが生成する仕組みを明らかにすることを目的としています。加藤歩さんは、トリプトファンとフルクトースの加熱反応液から関連のある物質を探索し、perlolyrineと同様にβ-カルボリン骨格を持つ2つの物質の化学構造を決定しました。
Perlolyrineに関しては、こちらの記事をご覧ください。
https://www.ocha.ac.jp/news/20200525.html
日本メイラード学会に関してはこちらをご覧ください。
日本メイラード学会
http://www.maillard.umin.jp/
第32回日本メイラード学会年会に関してはこちらをご覧ください。
第32回日本メイラード学会年会
http://www.maillard.umin.jp/news/j/20220422.html